喧嘩 遮二無二としていなければ、すぐに死は近づいてくる。 纏まっていた意識達が解(ほつ)れ、広がり始めている気がした。 穏やかではない呼吸をそのままに目を閉じる。 …もうじき朝は、やってくるのだ。今は、今は逃れよう。 燐寸の灯りを見た。寛ぎは僅かにそして、君に知って欲しかった。 春は、いいね。 2023.11.24
2023.11.24
下を向いて歩こう 下を向いて歩こう 涙をたくさん流して 思い出す冬の日 一人ぽっちの朝 下を向いて歩こう 知らせた土を踏みしめ 思い出す秋の日 一人ぽっちの昼 幸せはみえないものさ 幸せは忘れるものさ 下を向いて歩こう 涙をたくさん流して 泣かないで歩く 一人ぽっちの夜 思い出す夏の日 一人ぽっちの夜 喜びは星のみちを 喜びは月のみちを 下を向いて歩こう 涙をたくさん流して 泣かないで歩く 一人ぽっちの夜 一人ぽっちの夜 2023.6.1
2023.6.1
生き 死にたくて 詩(うた)にしたくて 息を始めた 私を責めて 先に逝き待つ 彼等に捧ぐ 未開の世界に 気づき伝おう 生まれたならば 生まれるならば 幾度も 幾度も そして死にたくて そして 生き 2023.1.16
2023.1.16