1989〜 モラトリアム(第3部)



1. すべて君に届け  Sound Detection  4:41  2.14MB .mp3 )

2. 方舟を追いかけて  Sound Detection  5:25  2.47MB .mp3 )

3. 1991年9月11日  Sound Detection  2:05  982KB .mp3 )

4. あの娘は誰のもの  Sound Detection  1:33  731KB .mp3 )

5. あの娘の前で  Sound Detection  3:09  1.44MB .mp3 )
 



すべて君に届け  Sound Detection  4:41  2.14MB .mp3 )

僕にとっての君のやさしさ
今思えば あまりにも 大きすぎた
君との暮らしの中で
安らぎや あったかさは
苦しいほど だったけれど

一番大事な 約束事を 守るには
若過ぎた 二人

Aa 君の移り香 だけを
鞄に詰めて 此を出るよ
目を塞いでも 涙は 流せない
想いのすべて 君に届け

君の傍で 眠る 時間
今思えば あまりにも 長過ぎた
僕自身への甘えや 男としての歪み
あの頃は 何一つ みえなかった

一番大事な 約束事を 守るには
若過ぎた 二人

Aa 君の移り香 だけを
鞄に詰めて 此を出るよ
目を塞いでも 涙は 流せない
想いのすべて 君に届け




方舟を追いかけて  Sound Detection  5:25  2.47MB .mp3 )

流した方舟を 追いかけて
果て見えぬ 川岸を 辿っているが
未だ答えは 何もないのです
狂ってる 時計の針が回るだけで

それでも私は 走り続けています
白黒の知らない 組織人に
足取りを 揃えまいと
長い川岸を下り海へ出れる日が
私の中を さ迷って いるのですから

来ないかもしれない あのひとが
されど 私は

頑なに 口を閉ざしたまま
他世界との 交わりを拒んでいるが
狂気のように私を
貫く何かが足りなくて
やるせなさが胸を叩くのです

流れる方舟が 消えてしまう時が来て
残された私は何をみるのでしょう
新しい海へ向けて 新しい船を
これこそはと 創ろう力が
あるのでしょうか

来ないかもしれない あのひとが
来ないかもしれない あのひとが
されど 私は




1991年9月11日  Sound Detection  2:05  982KB .mp3 )

ガラス窓を叩く雨
今日は朝から騒がしいじゃないか
ベットの上で 薄目開けながら
また自分を責めたくなった

あいつと薄喧嘩しちまったよ
朝早く家を出て行っちまったよ

おれが悪かったのかい
酒をあおっていたからな

またいつでもあの場所に
気軽に来てくれよ

あいつと薄喧嘩しちまったよ
朝早く家を出て行っちまったよ
雨の中




あの娘は誰のもの  Sound Detection  1:33  731KB .mp3 )

素敵なあの娘は誰のもの
可愛いあの娘は誰のもの
気軽に誘ってしまえばいさ
彼女がゴメンと言い出すまでは
言い出すまでは

好きだと言ってやるのもいいさ
彼女が欲しがる言葉なら
言葉なら

素敵なあの娘は誰のもの
可愛いあの娘は誰のもの
恋してる気分は確かなものさ
フラれた気分はフラれてから
フラれてから

あの娘の為にと僕の為にと
見ているだけではもどかしすぎる
もどかしすぎる

素敵なあの娘は誰のもの
可愛いあの娘は誰のもの
誰のもの  




あの娘の前で  Sound Detection  3:09  1.44MB .mp3 )

午後2時弘前発 東能代行き
藤崎降りたホームで君をみた
いつからメガネかけたの
久しぶりだね
声かけようかなと振りかえった

だけどイヤなことばかり
やらかしちまった
気のきく言葉のひとつも
かけられなかった

今君どこにいるの 東京かい
東京にいるんならば会ってみたいよ
いつかはと淡い期待を抱いて
素直になれない
君の家に電話する勇気がないんだよ
    
そうさイヤなことばかり
やらかしちまってた
陰気な手紙なんて  
書いてしまってた

憧れていたんだよ君に ホントにさ
抱いてみたかったんだ君を ホントにさ
微笑み返してるひとはだれだい
他の男の両手がにくらしいんだよ   
    
上手くやれば良かった
もう遅いけどさ
君をわすれられない  
そんな僕さ