膵炎
んー、なんかこう…、肩が…いてぇ、…、と、…、背中のスジと…、毎日、呑みながら思っていた。2003年の9月頃だ。…少し、やめてみよう…、…2日後、、、んー、…、、良くなってきたか…、よし、呑もう、これのせいじゃないかもしれない、、こくっ…、…、…、……、…「ピシイィィッッ」、キた、…いてェェェ…、僕は、ボトルのキャップを閉めた。そして、枕を背もたれに、布団で、足を伸ばし、楽な姿勢を探した。左腹の胸に近いところの痛み、時折、何かが、三日月の感じの形の中を、左右に動く。そして、「グッグッグッグッグッ〜」と胸に張り裂けそうに込み上げてくるのだ。息が出来なくなる。…テレビで紛らわせながら、落ちついてくるのを待った。…朝、込み上げてくるのはおさまってきたみたいだが、まだ痛い。肩にも「ジィィィィ」っとクる。1ヶ月、続いた。込み上げてくるのは、食事をしている時が多かった。外食でいつも残す。1/4しか食べられなくて、勘定をするのは、店員の顔がみれない。…、だからでもないが、…病院に行こう…、そう思っていた。
「それねぇ神経からきてるよ、神経。」女医。ビタミン剤を出すという。…。お願いした痛み止めを「いらないね?」と返してきたが、出してもらった。…。これで良くなるかもしれない…。そう思うようにした。
2週間、ひどくはならないが、効いてこない、みたい。待合室で呼ばれると、今度は外科も診る医師だった。「血液検査しましょう。」結果がわかるのが2日後だった。体力のつくとゆう漢方薬と、ビタミン剤、気休めだけなのかもしれない痛み止めをもらい、待った。胸のレントゲンもとったのだが、特に異常はみられなかったらしい。
「んー、アミラーゼが高いねぇ。血糖値も上がってる。」「これ膵臓だよ、膵炎だ、急性か慢性かはわからないけれど。」そう…、か膵臓、肝臓じゃなくて…、…後で、僕が病院にいこうと思ったのは、何だかどこが悪いんだかわからないまま耐えるのが辛かったんだな、と思った。そう、
肝臓は右だ。
フオイパン。ネットで調べる。おもに慢性膵炎の治療に用います、とあった。慢性す・い・え・ん。→「慢性膵炎」、検索すると、やはり過度の飲酒が原因だったか、そりゃそうか。はたちから毎日呑むようになり、確かに酒の量は増えていた。酔えないから、40度近いウイスキーをボトル、700mlを、2日で1本、3日で2本、水割りからロックに変えて1年超、ビールも飲む。毎日続けたのだから。胃が痛くて呑めなかった日が、1日2日あるくらいだ。無休だ、無休。医者には、3日で1本くらい…といっておいてた。ケースワーカーさんには、そんなにぃ…飲んでない、飲んでないといってあった。酒…、飲みすぎて、すいにクる。こうなってしまっては、適当に応えてしまっていたことに申し訳ない。
痛みは退かず翌週、腹部エコーの検査をした。膵管拡張だね、腹に何度もなでつけながら、医師は言った。、紹介状書くから。
大学病院で血液検査を受け、入院が決まったのが、エコーの次ぎの日。来週から入院です、とホームヘルパーさんに告げると、バックにいろいろ用意してくれた。洗面器を持っていくか、否かで少しモメた。
病室に案内され、ベットにつくと、またすぐ血液検査があった。注射器7本とられた。
その日、「下がってる、下がってるよお〜」もう急性憎悪(ぞうあく)はおさまってきてる。と言われ、僕はニヤッとなった。何日か前にあれ?痛くない。スッキリ…、と思った数時間があったからだ。
2週間、低脂肪の食事を続け、僕は退院した。もう、痛くない。痛くならない。「グッグッグッグッグッ〜」は胸に水が溜まっていたのが、どうやら原因らしい。断酒は絶対とされた。2週間で禁を破ったのだが。
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