ぼたもち


月について改めて調べていた。現在は古代ローマ時代、太陽の動きからの太陽暦(グレゴリオ暦)であるが、明治5年(1872)11月以前は旧暦、日本では太陰暦、新月(完全に欠けた状態)を1日からとしていたが月の満ち欠けの周期が29.530589日である為、真夏に正月ともなり、太陰太陽暦へと、一ヶ月30日の大の月、29日の小の月、更に2〜3年に一度、「閏月(うるうづき)」を設け、一年13ヶ月としていたそうである。

2月は衣更着(きさらぎ)未だ肌寒い季節、陽気が上がる気更来という説、如月(じょ・にょ月)は、大和朝廷、百済(くだら)から暦法が伝わったとされる飛鳥時代(604)からの別名だと思われる。28日迄は、古代ローマでは春の種蒔きが始まる3月が1年の始まり故の年末調整であるからのようだ。数えて9月がSeptember セブンと同じ、10月はOctober オクト(蛸のオクトパス、音楽のオクターブ)8の語源を意味するらしい。  

2024年3月2日宵、右側が欠ける下弦の月、20日の春分の日を挟み25日が満月となるようだ。上弦の月は、太陰暦で月の「上」旬の弦月を云うそうである。つまり、これから新月(10日)に近づいていく。

閑話休題、春の彼岸、牡丹の咲く時季からという説、旧暦で3月は現在の4〜5月ではあるが風情でもあり年初から拵(こしら)えるという抱負、名称は近年、9月の「御萩」で統一傾向のようである。自分では棚から「おはっ」には「ど、どうも…」となる。可愛い女子にして頂きたい。